たぶんこの話はあまり知られてないでしょうから
お話しさせていただきます。
着付けを勉強して
約6年和服に秘められた意味って時に面白いことが多々あります。
今、まさにその意味に出くわしました。
それが『行ったきり』・・・。
着物には帯が必要です
そして帯の形も質感も昔と違い 材質も柔らかく
すごく結びやすくなりました。
結び方にも昔から伝えられた結わき方もあり
私はその一つ一つを勉強しているところです。
たぶん着物を着た方なら見たことがあるでしょうし
聞いたこともあるかと思いますが
「文庫結び」という帯の形があります。
帯が下に垂れる結わき方です。
文庫にもいろんな形があり、創作された帯の形を考えると何万種類もあるのではないでしょうか?
その中の一つに伝承されてきた帯結びの一つに
『行ったきり』
という意味が込められた文庫があります。
それがこちらです。
なんとも言えないいいのか悪いのかわからない結び方ですよね<笑>
実はこの結び方は花嫁さんの打掛の中の掛下に結わく帯結びです。
花嫁さんは打掛を着ることであまり見ることはないのです。
そんな隠れてしまい人様に見せることはない文庫ですが
この文庫に秘められた「行ったきり」とう意味
そうです。あなたは人の家に嫁ぐのです
だから戻ってくるんじゃないよ!という意味が込められて
「行ったきり」という名前が付けられたようです。
なんとも言えない先人たちの思いが詰まったものが
和服なんですよね・・。
歴史の嫌いな私ですがこうやって一つ一つ意味を知ることでストレートに頭にインプットしてしまうこともありますよね
それでは今日はこの辺で・・・。
そうそう!!今日は子供の日です
五月人形を出しました。
すでに息子たちは家を出てしまったので
ピース君と一緒に撮影しました。
PS
いつも元気な川南様より
おすそ分けをいただきました。いつもいつもありがとうございます。
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